2014年5月4日日曜日

マフィンについて

Blattのマフィンは少し変わっています。
まず、普通サイズの半分くらいの大きさです。S玉玉子くらいでしょうか。
それから、乳製品や玉子やベーキングパウダーを使わず、圧搾法で絞られた菜種油や自家製の新鮮な豆乳、自家製酵母を使って一晩ゆっくり発酵させて作っています。
こんなに違うことばかりであまのじゃくみたいですが、これが私にとってのベストチョイスです。
普通サイズはお茶のお供にするのにちょっと大きすぎるときがあるし、小さな子どものおやつにすると夕飯にひびいてしまう。 でも、きのこみたいなぷくーと膨らんだ形。端正の反対のとぼけた姿(あくまで個人の感想です)。これはやっぱりおやつにいいな〜、と思うのです。それで小さくすれば、大人は2つ食べればいいし、(3つだっていいのです)違う味を食べたほうが楽しいなと思うのです。
次に材料。
まず、玉子と乳製品ですが、これらが悪者とは全く思っていません。むしろ大好きですし、栄養の面でも素晴らしいと思っています。
だけど、洋菓子には特にこれらのものがほとんどに入っていて、そんなに絶対必要かしら?とか思ってしまったのです。
豊かな大地には様々な実りがあります。もっと他のものもおやつにして楽しみたい。と思うのです。玉子や乳製品のアレルギーの方のおやつの楽しみにもちょっとは貢献できたらいいな、という下心もありますが、第一は大豆と菜種油の美味しさを私が選択した、ということであります。
それに、なんか食べるときに大豆や菜の花の畑のことがちらりと浮かんだりしたら素敵!と思ったのです。(ポエムであります)
次に酵母のことです。これは素晴らしい働きをしてくれます。まずマフィンをふっくら膨らませてくれるし、旨味や香りを作り、ばらばらだった材料たちを「マフィン」という存在た変身させてくれます。
この酵母クンたちのおかげて、ぐいぐい前に出ようとする豆乳の匂いがまあるく他の材料たちと仲良くなってくれます。(豆乳の匂いが苦手な方も大丈夫だと思います)
ただ、時間がかかるのでなくなったら足せないし、一晩発酵させて朝起きたら発酵が進みすぎてマフィンにならない、という悪夢もあり得ます。(この夢をたまにみます)
私の腕には不相応な作り方かもしれないけど、自分でおいしいと思うものをお店に出したいなとちょっとだけがんばっています。

ちなみに、お砂糖は国内産原料のきび砂糖です。甘さ控えめ強い香りもないので一口目のパンチはないです。おしゃべりしながら食べてたら気がついたらなくなっちゃった、でもなんか体が重くないし元気がでてきた〜。というお菓子を作りたいと思っています。
あ、ちなみについでに、小麦粉も国産(今は北海道産)です。
いろいろ書いてしまいましたが、お客さまには、「あら、ちっちゃくてかわいいのね」くらいのご理解で十分です。材料などの責任はわたくしが。
一個100円です。
よろしくお願いします。