2016年1月13日水曜日

マフィンについての話

Blattのマフィンは少し変わっています。オープンしたばかりのころにも少し説明しましたが、ずいぶん時間も経ちましたので、今日はまたそのお話しをしようかと思います。
まず原材料に卵とバターなどの乳製品やベーキングパウダーを使っていません。
材料は、北海道産の小麦と大豆、沖縄と鹿児島のきび砂糖、長崎の塩、オーストラリアの菜種を日本で薬品を使わずに絞った菜種油、これらを基本に、りんごからおこした酵母で膨らませて作っています。大豆は自分で豆乳にしています。新鮮な方が美味しいからです。
卵と乳製品。悪いものとは全く思っていません。栄養も豊富だし、美味しいものです。だけど、私は絞りたての豆乳も美味しいし、小麦の風味が表にでた味わいもとても美味しいと思うのです。
また、酵母でゆっくり一晩かけて発酵させると、じんわり奥深い旨みや香りがうまれます。このおかげで、お砂糖を控え目にしてもしっかり満足できる味になると思っています。
(ちなみに、ベルギーワッフルも同じ材料と製法で作っています。)
それから、大きさです。一般的なマフィンの半分くらいの小ささです。
これは、小さな子供のおやつにしても夜ご飯にひびかないように、また、大人は2つの味が楽しめていいかなと思っています。

イーストを使わずに一晩かけて、開店にあわせて焼き上げられるように発酵を調整するのは、なかなか難しいしリスキーだなとも思うのですが、やっぱりこのマフィンが美味しいと思うのでがんばっています。

大人にも子供にも美味しくて、食べたら心と体に元気が沸くような、そんなお菓子をパンを作りたいと日々願い精進していきます。

それから余談ですが、マフィンは乾燥させなければ翌日でもオーブントースターで軽くトーストすると美味しくなります。
我が家では、3日前のマフィンも美味しい美味しいと食べています。