2019年6月11日火曜日

房総のパン Ⅱ

暮ラシカルデザイン編集室から「房総のパンⅡ」が出版されました。
千葉のいろんなパン屋さんが取材されていますが、実は何とBlattも取材していただき、ちゃんと掲載もしていただきました。
朝、まだ暗いうちから密着取材ということで、パンを焼いている顔なんてとても人様には見せられない(たぶん鬼の形相)と緊張していましたが、記者であり編集者でもある沼尻さんの朗らかなお人柄でとっても楽しい取材となりました。
取材ってこんなに楽しいんだなぁ。もう帰っちゃうのかぁ。来週も来てほしいなぁ。と思ったくらい。
ついつい、恥ずかしがりの性格も忘れて本当にたくさん、いろんなお話しをさせていただいたし、聞かせてもいただきました。
私の話の9割りはくだらない冗談でしたが、そのなかからちゃんとパンに対する思いを掬い上げていただいています。
私はパン職人なんて素晴らしいものではないのだけれど、心の底からパンとパンを作ることが好きです。
小麦や酵母、製法。いくらでも追求できて終わりなんて絶対ない。ひろーい海にベニヤ板一枚で漕ぎ出している気持ちで毎日キッチンに向かうけど、長い付き合いの酵母たちや気心の知れた小麦粉がなんとか支えてくれています。
そんなペーペーパン屋の私にとって、本当に勉強になるというか、温かい刺激をもらった一冊でした。
どのパン屋さんも、みんなお客さんのことを思ってパンを焼いてる。
これは本当によくわかります。
パンを焼くこと以上にお客さんに喜んでもらえることが好きです。
パンは日本人に合わないとか、お米の方が体にいいからパンはあんまり食べるなとか言わないで欲しいなと思います。
少なくともこの本に載っているパン屋さんは、しっかり地域に根を下ろしているし、食べる人の健康を真摯に考えていると思います。
パンに限らずだけど、そういう作り手の気持ちまで感じながら、日々おいしくごはんが食べられたら幸せなことだなぁと思いました。
夕陽に向かって「パンが好きだ~!」と叫びたくなるような、胸が熱くなるような。私にとって、そういう本です。
Blattにも置かせてもらいました。
すごくかっこいい作りになってます。是非お手に取って見てみてください。
一冊1,080円!